2009年に印象に残った本

今年読んだ本は、約60冊でした。

1週間に1冊程度ですね。

雑誌も読んでいるので、読書量的にはもう少し多いかもしれません。



でも正直言って、まだまだです。1週間に2.3冊いければいいのですが。。。

読みたい本が次々と出てくるので。



では、今年2009年に印象に残った本を挙げてみます。

出版年は関係ありません。出てくる順番も特に意味は無いです。

ちなみに、僕が言う本というのは、雑誌以外のすべてのものです。

小説、ビジネス書、漫画、写真集。



前置きが長くなりましたが、


マイナスな感情、ネガティブ思考は悪なのか? そういった本。

引き寄せの法則が流行っている。それ自体に反論するつもりはないが、

どうも100%ポジティブでいこう。という風潮には疑問を感じていた。



負の感情を体験して分かるからこそ、正の感情がよく分かる。

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半島を出よ(上) (幻冬舎文庫) [ 村上龍 ]
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村上龍氏の綿密な取材力ということもあろうが、想像力に驚いている。

夢中で読んだ。

こういう物騒な小説は普段は読まないが、一気に世界に引き込まれた。

下では、少し夢中度は落ちたけど。

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町長選挙 (文春文庫) [ 奥田 英朗 ]
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「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」

究極の言葉だと思った。と同時に、そういう考え方があるのかと思い、

気持ちが楽になった。

読者自身が、伊良部医師に癒される。ということは十分にあるのかもしれない。


当事者手記というのは、中学・高校時代に良いと思ったものに出会わなかったためか抵抗感があります。

よって、まず読むことはありません。

この本をどうして読んだかということについては割愛するとして、

山下氏は父親であり、脚本家ということもあってか、さらっと書いていて読んでいてさわやかでした。

あとがきは、うるっときました。

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坂の上の雲 八 (文春文庫) [ 司馬 遼太郎 ]
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ようやく完結させました。何巻にもわたる小説は読んだことがなかったので、

途中苦しさも感じましたが、読んで良かったです。

ビジネス書としても読めるのではないでしょうか。

大変な時は、自分と重ね合わせてみたりもしました。

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白夜行 (集英社文庫(日本)) [ 東野 圭吾 ]
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東野 圭吾氏は、今でこそ売れっ子作家になってるけど、

昔はそうではなかったと思う。

なので、僕の評価は低かった。

この本も、ドラマ版「白夜行」の綾瀬はるかの表紙目当てで買ったようなもの。

でも、やられましたね。

東野氏、こんなにすごかったか!?って。

こういう絶妙な書き方の小説は初めて読んだかもしれません。


初めて知ったときは、衝撃的でした。

著者の考え方に賛同できるし、自分と障害は違うんだけど同じ年だし、

会ってお話してみたい、つながりがほしい。と思った。

客とかではなく、普通に人として。

どう考えても無理っぽいけど、連絡先知ってる人がいたら教えてください。



しかし、筆談っていうのも、有用なコミュニケーションツールなのかな。と思っている。


フィクションなんですけど、人ってこんなに、あったかいのか。

やさしいのか。と思って、ぐっと胸にきた。

ときに、厳しさが優しさっていうこともあると思うんですけど、

とてもいい作品に出会えたような気がします。

【総論】

いわゆるベストセラー1Q84 BOOK 1などは、圏外になってしまいました。

本も、読んだ時期や自分の置かれてる状況によって、良いと思ったり思わなかったりすると思います。

たくさん読んだ割には、感銘する確率というのも少ないのかもしれません。



でも、本が好きなのでこれからも読んでいくことでしょう。